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愛しのポルトガル写真集ギャラリー(ペソダ・レグア3)
Portugal Photo Gallery --- Regua 3

ペソ・ダ・レグア Peso da Regua 5月27日午後5時過ぎ(晴れ)

15年前に訪れてから、なかなか行く機会がなかったペソ・ダ・レグアの再訪問である。
前回、大雨の浸水で、ドウロ川沿いの桟橋やカフェなどの店が沈んでいた。
すっかり、復旧したようで、桟橋のカフェはにぎわっていた。
行きの列車の車窓から、レグアからピニャオンの間でドウロ川の向う岸を走る集団が見えた。
ドウロ川沿いの絶景を走るマラソン大会は有名らしい。
望遠レンズでも豆粒より小さくしか写らなかった。

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ペソ・ダ・レグア49
車窓からの風景1・ペソダレグア in portugal
車窓からの風景1
ペソ・ダ・レグア50
車窓からの風景2・ペソダレグア in portugal
車窓からの風景2
ペソ・ダ・レグア51
車窓からの風景3・ペソダレグア in portugal
車窓からの風景3
ペソ・ダ・レグア52
車窓からの風景4・ペソダレグア in portugal
車窓からの風景4
ペソ・ダ・レグア53
車窓からの風景5・ペソダレグア in portugal
車窓からの風景5
ペソ・ダ・レグア54
車窓からの風景6・ペソダレグア in portugal
車窓からの風景6
ペソ・ダ・レグア55
車窓からの風景7・ペソダレグア in portugal
車窓からの風景7
ペソ・ダ・レグア56
車窓からの風景8・ペソダレグア in portugal
車窓からの風景8
ペソ・ダ・レグア57
レグア駅・ペソダレグア in portugal
レグア駅
ペソ・ダ・レグア58
レグア駅のホーム1・ペソダレグア in portugal
レグア駅のホーム1
ペソ・ダ・レグア59
レグア駅のホーム2・ペソダレグア in portugal
レグア駅のホーム2
ペソ・ダ・レグア60
列車が来る・ペソダレグア in portugal
列車が来る
ペソ・ダ・レグア61
蒸気機関車・ペソダレグア in portugal
蒸気機関車
ペソ・ダ・レグア62
橋がふたつ・ペソダレグア in portugal
橋がふたつ
ペソ・ダ・レグア63
客船のとまる桟橋・ペソダレグア in portugal
客船のとまる桟橋
ペソ・ダ・レグア64
サンデマンの像・ペソダレグア in portugal
サンデマンの像
ペソ・ダ・レグア65
像が建つ山・ペソダレグア in portugal
像が建つ山
ペソ・ダ・レグア66
マリオ・フェルナンデスの像・ペソダレグア in portugal
マリオ・フェルナンデスの像
ペソ・ダ・レグア67
川辺の公園・ペソダレグア in portugal
川辺の公園
ペソ・ダ・レグア68
桟橋・ペソダレグア in portugal
桟橋
ペソ・ダ・レグア69
白いオープンカフェ・ペソダレグア in portugal
白いオープンカフェ
ペソ・ダ・レグア70
ホテルのような船・ペソダレグア in portugal
ホテルのような船
ペソ・ダ・レグア71
夕刻の川・ペソダレグア in portugal
夕刻の川
ペソ・ダ・レグア72
川辺に下りる道・ペソダレグア in portugal
川辺に下りる道
ペソ・ダ・レグア73
駅前のキャンディ売り・ペソダレグア in portugal
駅前のキャンディ売り
ペソ・ダ・レグア74
マラソンにカンパイ・ペソダレグア in portugal
マラソンにカンパイ
ペソ・ダ・レグア75
広告カー・ペソダレグア in portugal
広告カー
ペソ・ダ・レグア76
ホテルの壁のアズレージョ・ペソダレグア in portugal
ホテルの壁のアズレージョ

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ヴィア・レアル県地図
ヴィア・レアル県地図

ポルトからレグアまでローカル列車で2時間から2時間半程である。
ドウロ川上流地域を巡る際の起点として便利である。
ポルトから東へ約100kmの場所にレグアがある。
ポートワインの集積場として古くから発展してきた。
アルト・ドウロ地域の中心的な町である。

全長925km、スペインに源を発するドウロ川は、ポルトガル北部の山岳地帯をゆったりと流れ、ポルトガルを経て大西洋に注ぐ。
アルト・ドウロを呼ばれるドウロ川上流地域は、ポルトガルが世界に誇るポートワインの産地である。
川沿いには山の斜面を利用したブドウの段々畑が広がり、季節によって表情を変える美しい景観だけでなく、伝統的なワインの製造方法も世界遺産として登録されている。

ポルトから発車する列車は、19世紀にポートワインの運搬用として敷かれた路線を走っていく。 しばらくは、内陸部を走るが、ポルトから1時間半ほどでタメガ川を渡るとドウロ川沿いを走る。

レグアは、ドウロ川沿いの小さな町である。
夏のシーズンはクルーズ船や蒸気機関車も運行されている。

世界で最も風景がよいと言われているドウロ川沿いのハーフマラソンは、毎年参加者数で記録を更新している。
ピニャオンからレグアまでのドウロ川沿いのコースを2万人もの人々でにぎわう ドウロ地域で最大のスポーツイベントであり、35国籍からの21000人が参加している。

 ≪レグア3≫の手動・自動スライドショウはこちらからどうぞ!

「ポー君の旅日記」 ☆ マラソン大会開催中後のペソダ・レグア3 ☆ 〔 文・杉澤理史 〕

≪2018紀行文・14≫
    === 第3章●ポルト起点の旅 === 今も昔も「アルト・ドウロ地方」の〔レグア〕は、交通の要(かなめ)の拠点だった

          《昼下がりのプラットホーム》

 ポルトガル共和国の〔美しい駅〕の一つとして人気があるドウロ川渓谷〔ピニャオン駅〕。 駅舎の周囲には、140年も飾られているというかつての葡萄収穫風景のアズレージョ(装飾タイル画)が並べられ、一際(ひときわ)目立つ展示風景がプラットホームであった。 そのアズレージョの上部にある大きな旧式の丸い掛け時計は、15時13分。 ドウロ川側にあるプラットホームでは強い日射しの中、〔レグア駅〕やポルトガルの第二都市〔ポルト〕に向かう家族連れで溢(あふ)れている。

 プラットホームは幼児施設のように賑やかで、その声高な響きが背後に迫る段々畑の広大な葡萄畑に流れ消え去っていく。 子供たちの遊び場情景と疲れ果てた母親たちの倦怠状況を、流れるようなワンカットの映像描写を見る思いで、 野老はまるで映画の導入シーンを観ているような幸せを感じ見入っていた。

 午前中にここ〔ピニャオン駅〕からスタートしたイベント参加者は、鉄橋を渡ってドウロ川対岸の川沿い道路を右折し下流の〔レグア駅〕(ぺゾ・ダ・レグア)の町に 向かって赤い服装群団21000人もの人々が走った。 それは、今日早朝だったと、後で知った。

 その模様は〔ポルト〕のサン・ベント駅から〔ピニャオン駅〕を目指す列車に乗り、〔レグア駅〕6分ほどの停車時、 14年前に来た時の小雨降る閑散としていたプラットホームに予期せぬ事態が勃発していた。 群れる赤いランニングウエアーを着込んだ人々の異様な数である。 車中で有無を言わせぬ強引さで顔馴染みにさせられたスペイン娘たちも、目を奪われ興奮気味であった。 野老も当然、娘たちと遜色(そんしょく)なく不意打ち状態であった。 写真家は嬉々としてカメラのシャッターを鳴らしていた。

 6分停車が終わり列車が〔レグア駅〕を離れ、娘たちも自分たちの席に戻る。 今朝、列車が出発する前、写真家の相棒がサン・ベント駅で汚れきった我らの座席シートの窓ガラスを車窓風景撮影のために、 外側も車中側もピカピカに磨き上げた透明度抜群の窓ガラス席を一言の断りもなくスペインの小娘たちは、我らの座席仕事スペースをでっかい尻で占領を試みスマホ撮影だ。 「邪魔するな!」と日本語で言う。 きつく言っても素直に応じる連中ではなかった。

「けいの豆日記ノート」
 ポルトガルの列車の窓は汚い。 車体はラクガキだらけという場合が多い。 さずがに特急列車のアルファ号とかはきれいであるが、各駅停車のローカル列車は車体広告のようにラクガキだらけである。 車体だけでなく、窓にまで、スプレーが吹き付けられていて、外の景色が見えないことも多い。 それにいつ掃除したのかわからない汚れがついていて、景色を楽しむ風情ではない。 日本の車両のように、車庫で掃除をするということがないのかもしれない。 それをわかっていたので、ドウロ川沿いの景色を見るために、始発のポルトのサン・ベント駅で窓ふきをしたのである。 ラクガキが窓にかかっていない場所を選んで場所取りをした。

 ひと時の静けさも束の間だった。 車中からドウロ川越し対岸の川沿い道路を赤服群団の長蛇の列を写真家が発見。 垣間見た。それがどんな目的のイベントかは〔ピニャオン駅〕前のレストランのテレビ映像を見たが内容までは皆無。 不意打ち的出来事であった。娘ヤロウーたちは、「五月蝿い」のごとく「うるさい」。 飛んだばかりなのに、もう舞い戻りスマホで長蛇の列を撮っている。

 明日の新聞を見ないと詳しくはわからないが、[ドウロ川〔ピニャオン〕〜〔レグア〕間25kmマラソンイベント]の参加者21000人。 その関係者の家族たちが待ちくたびれたようだった。単線列車がだいぶ遅れているようで、賑やかだった子供たちもプラットホームに横になりお疲れ気味だ。

「けいの豆日記ノート」
 ドウロ川の景色を眺めていた。 以前、訪れた時は、10日間降り続いた大雨の翌日の晴天の日であった。 天気はよかったが、大雨の影響で、川の水は茶色に濁り、水量も多かった。 せっかくの景色も水が茶色であり残念であったので、今回リベンジである。 流れる景色を見ていると、レグア過ぎあたりから、対岸に赤い物が見え始めた。 よく見ると、人の集団であった。 有名なマラソンの開催日であったこと、後から知ったが、対岸の人物は遠すぎて写すことはできなかった。

          《ポルトガル アズレージョ作品》

 我らは、16時08分にドウロ川上流の〔トウア駅〕からやって来る列車に乗って〔レグア駅〕に行く予定だ。 小一時間あまり写真家は、駅舎のアズレージョを撮る。 どの街に行ってもアズレージョがあれば小まめに撮る。 もう1万カットは収録済みだろう。写真家の貴重な財産だ。 『ポルトガルのアズレージョ写真展』を開催してくれるようなスポンサーはいないものだろうか。 18年間撮りためた〔ポルトガルのアズレージョ〕は学術的にも貴重だと、野老は確信している。

 撮影中の15時30分、遅れに遅れた列車に乗って子供達家族がプラットホームからいなくなると、 ドウロ川の流れとクルーズ船の行き交う川音が心に染み込むように伝わってくる。 そんな雰囲気の中で写真家のシャッターを切る微(かす)かな音が心地好い。 野老はプラットホームの長椅子に身をゆだね、小さな音を拾っている間に小気味好いドウロ川の川風に包まれた。

「けいの豆日記ノート」
 平日でも本数が少ない路線であるが、日曜日であったので、さらに本数が少なかった。 ピニャオンからポルト方面の列車まで、1時間近くもあり、ホームの日陰で待つことにした。 反対側のホームには子供たちの団体グループがいて、ポシーニョ行きの列車をずっと前から待っていた。 乗り遅れを心配して、早めに来ているのだと思うが、待ち時間が長くて、子供たちは疲れているように見えた。
 やっと来た列車に子供たちの集団が乗り、こちらの列車が来るまで、まだ30分もある。 隅っこのベンチでウトウトしていると、列車が来た。 それも反対側のホームである。 『なんで ??? こっちじゃないの ???』 慌てて線路を越えて、反対側のホームから乗らなければならないが、列車が長くて端まで行かなくてはならない。 これに乗り遅れたら、3時間は来ないのである。 全速力で走り列車のドアまで行き、出発しないようにドアの入口に挟まれて待つ。 余裕で待っていたのに、最後に慌てることになるとは油断大敵である。

 写真家に起こされ、15分遅れの〔ポルト〕行き列車に乗る。 ドウロ川ギリギリを下流に向かって列車は走る。 対岸の葡萄棚の段々畑を見ながらゆったり座る座席もなく、三駅(みえき)立ちっ放しで〔レグア駅〕でやっとこさっとこ降りた。 と同時に、どっと乗り込んで来たのが恐ろしいほどのイベント参加者赤服群団だった。 我らは車掌の検札もなくタダ乗り状態だ。 鉄道列車の駅には、改札口はない。払いたくても払う場所がない。

 プラットホームは赤服が目立つ乗客の山だった。 イベントに参加した人たちは、列車で帰るか、乗用車か、バスか、クルーズ船か、ホテル泊か、南下した〔ラメーゴ〕の町か、 北上した〔ヴィラ・レアル〕の町か、アルト・ドウロ地方の交通の要としての〔レグア〕は、今も昔も〔ペゾ・ダ・レグア〕とも呼ばれ、 ポートワインの集積所として古くから発展してきたアルト・ドウロ地域の中心的町であった。 葡萄畑しかないドウロ川岸の山間の小さな町だが、駅前広場にはタクシーの列が並び、高層ホテルも並ぶ活気ある〔レグア〕。 まさに世界遺産〔アルト・ドウロ〕観光の起点にもなっていた。

「けいの豆日記ノート」
 レグアの駅は、ホームに人があふれていた。 列車が着くと、下りる隙間などないほど、人でいっぱいであった。 マラソン大会などのイベントの後というのは、帰る人たちで満員というのは、どこでもよくある光景である。 日本でいうと、花火大会の後のようなものである。 人の流れに逆行して、レグアの駅に下りたのである。

          《新聞記事》

 夏シーズンには〔レグア〕からも、クルーズ船や蒸気機関車も運行される大サービスが毎年この地を愛するる人々に待っていた。 ヨーロッパ各地からの観光客は、太陽とポルトガルワインの〔ポートワイン〕に真髄(しんずい)し謳歌(おうか)しようと、 アルト・ドウロと呼ばれる交通の要であるドウロ川上流〔レグア〕に毎年集まって来るようだ。

 川沿いの山々の急斜面にはここで採取される葡萄でしか〔ポートワイン〕として認定されない。 その段々畑の葡萄畑が、天空のポルトガルブルーの空に向かって広がる美しい景観に酔い、爽やかな川風に酔い、ポートワインのうまさに陶酔する人々で賑わうのが、 この世界遺産の地の醍醐味かも知れない。

 そんな大地でまさか21000人もの人々がドウロ川沿いを走っていようとは、お釈迦様でも気がつかぬことを我らは車中から対岸の赤い火を、 いや300mが100mに近づいた対岸のドウロ川沿いの道を赤い衣装の長蛇のランナーを発見し、吃驚吃逆(びっくり しゃっくり)した。 それは、野老のその時の、驚き怖れ震えた表現だった。

 〜翌日、早朝のサン・ベント駅構内のキヨスクで買った朝刊を読んだ。ちょっと違う。言い換える。活字を読んだではなく、見たであった〜

 【21 mil a correr e a caminhar】〈走ったり 歩いたり 21000人〉のタイトルの横に4枚の写真。 真っ赤なシャツ、十字軍姿のサングラス、何故か笑顔の人びとが走る、スタート地点の対岸の〔ピニャオン駅〕から鉄橋を渡り右折して〔レグア駅〕に向かう赤服の長蛇、 子供を乳母車に乗せ走るお父さん群団、車椅子の笑顔の女性たちなど楽しげな写真が掲載され、あとは細かい記事がぎっしり。 相棒から、その「囲み新聞記事」の内容メモを貰った。

 「要約」
【世界で最も美しい川として知られるドウロ川沿いのハーフマラソンは、再び参加者数で記録を更新した。 「レグア」では、ドウロ川の辺りを21000人もの、ランニング、サイクリング、車椅子で賑わった】 【ドウロ地域で最大のスポーツイベント、35国籍からの21000人が参加。景観の美しさと参加した素晴らしい人間のフレームであった】 何んのためのイベントなのか、野老には判らなかった。

「けいの豆日記ノート」
 翻訳サイトで翻訳すると、変な日本語になる。 しかし、全然わからないよりましなので、たまに使っている。 新聞記事を写して翻訳するのだが、何度もやるとそのたびに翻訳の意味が違ってくる。 最近、翻訳機能もよくなって、話した言葉がすぐに翻訳されて聞こえるものもあるらしい。 でも、ネット環境がないと使えないので、海外での使用はまだまだかなと思う。 ドラえもんの道具の「翻訳こんにゃく」がほしいと思う。

          《蒸気機関車》

 〔アルト・ドウロ〕交通の要〔レグア駅〕前のドウロ川岸広場。 16時50分と言っても太陽の高さはまだ頭上である。 なにせ、夕焼けが21時前なのだから陽が長い。 レストランのディナータイムは、21時からだ。 毎朝6時には起き、只(ただ・ロハ)のモーニング一番乗りで食べ、 日々の目的地に向かい撮影取材を続け、夕食はスーパーマーケットの量り売りで調達。 シャワーを浴び、その日の撮影映像はその夜にノートパソコンに保存。 明日の予定確認を写真家が終える頃は、23時を過ぎている模様の日々。 野老78歳は日々、とっくに夢の中だった。 ポルトガルで知り合った方々から夕食を誘われても、そんな訳で、折角のお誘いもお断りをしてしまう情のなさ。すみません。

 ドウロ川一面に日射しがキラキラ舞っている。イベント参加者の赤シャツランナーが多い広場で、飴を売るおばあさん。 1ユーロで買った飴は手作り模様。紙に包まれ9粒。黄金糖のような味だと相棒。 1ユーロでサクランボひと山30粒ほどを違うおばさんから買う。 売り手のご婦人方はみんな、盆と正月がいっぺんに来た按配で、商売繁盛のニコニコ顔が崩れっぱなしだ。

 川向こうの小山に迫り上がる段々畑の葡萄畑。 その中に黒マント姿の像が強烈に印象づけられる。 世界に誇るポルトガルのワイン〔ポートワイン〕製造会社の一つ「サンデマン」のロゴデザインだ。

 ドウロ川沿い散策中に相棒が発見。 14年前洪水で水没した川岸散歩道の光景だった。 昨夜泊まった片付けられるテントの数の多さに、感激の前に恐怖さえ感じた。 泊まり込み参加者の皆さんの宿だった。テント持参で参加しなければ、このイベントは不可能だろうと思う。 21000人の参加者を収容できるホテルも民宿もない小さな山間の町〔レグア〕だった。細かく取材すれば面白い話も多かろう。 そのための我らの〔撮影取材旅〕ではない。踏み込む時間もない。 さらりと現況を垣間見る、お遊びにしかならないが、その範疇(はんちゅう)を推理するのは楽しい〔旅時間〕である。

「けいの豆日記ノート」
 以前、訪れたときは、大雨の後であったので、ドウロ川の泥水の茶色であった。 それだけでなく、レグアの船着き場や公園が浸水して店も水浸し状態であった。 それを片づける人たちの苦労は大変だったと思う。 ポルトガルは岩山が多いため、大雨が降るとすぐに川に流れるため、洪水が多いらしい。

 〔レグア駅〕の広い敷地に蒸気機関車が飾られている。 毎年6月上旬〜10月いっぱい土曜・日曜〔レグア駅〕〜〔ピニャオン駅〕〜〔トゥア駅〕間を、黒煙を上げて走るイベントが人気で、車中は木製でレトロ満点。 ワインと菓子と演奏の生バンドも楽しめる往復3時間のドウロ川沿い満喫列車には、次の機会には乗ってみたいものだ。

 〔レグア駅〕からバスで30分ほどの〔ラメーゴ〕も、ワインの産地として知られる緑豊かな小さな町だが歴史的には古いお薦めの穴場だ。 〔レグア駅〕からのバスの便も多く立ち寄って欲しいと野老は思う。 ここのワインは発泡性のワインで、美味しいスモークハムとぴったり合う旨さだ。 バスターミナルからま直線上に、〔ラメーゴ美術館〕〔カテドラル・大聖堂〕〔ノッサ・セニョーラ・ドス・レメディオス教会〕が並ぶ。

 標高605mの丘の斜面に沿って立つ教会は、1771年に完成したバロック様式。 花崗岩のファサード(正面玄関)、内部のキリストの誕生を描いたアズレージョ(装飾タイル画)は一見ものだ。 毎年9月には石段を膝で教会まで登る苦行の巡礼がある。 カステロ(城)は典型的な中世の要塞で12世紀に建てられた塔の上からラメーゴの町が一望だ。 帰路もバスで〔レグア駅〕に戻り列車で〔ポルト〕に戻るか、バスでさらに南下し、大学の町〔コインブラ〕に抜けるか。

 アルト・ドウロ観光の起点〔レグア駅〕からバスで北上する〔ヴィラ・レアル〕も葡萄畑で囲まれた町がある。 ここは、明日〔ポルト〕から今日の道順もあるが、バスで直行できる案を写真家が計画していた。

 19時の〔レグア駅〕から列車に乗る。運良く我らは座れたが満員で立って〔ポルト〕に帰った乗客も多かった。 21時〔カンパニャン駅〕で停車し、ひと駅の〔サン・ベント駅〕に21時10分に着いた。

●漢字に(・・・)と読みを容れていますが、読者の中に小・中学性の孫娘達がいますので了承ください。(野老)●

                              *「地球の歩き方」参照*

終わりまで、ポルトガル旅日記を読んでくださり、ありがとうございます。
・・・・・・・今回分は2019年9月に掲載いたしました。・・・・・・・

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Portalegre 3
2008−11話
ポルタレグレ4
Portalegre 4
2008−12話
マルヴァオン
Mrvao
2008−13話
リスボン7
Lisboa 7
2008−14話
リスボン8
Lisboa 8
2008−15話
クリストレイ
Cristo Rei
2008−16話
カシーリャス
Cacihas
2008−17話
ノゲイラ・アゼイタオン
Nogueira Azeitao
2008−18話
フレスカ・アゼイタオン
Fresca Azeitao
2008−19話
エヴォラ2
Evora 2
2008−20話
ベージャ
Beja
2008−21話
ベージャ2
Beja 2
2008−22話
セルバ
Serpa
2008−23話
ヴィラヴィソーザ
Vila Vicosa
2008−24話
ボルバ
Borba
2008−25話
ルドンド
Redondo
2008−26話
エヴォラ3
Evora 3
2008−27話
アライオロス2
Arraiolos 2
2008−28話
ポルト8
porto 8
2008−29話
アヴェイロ2
Aveiro 2
2008−30話
コスタ・ノヴァ
Costa Nova
2008−31話
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